家計簿、ちゃんとつけようとして挫折したことがある人は多いと思う。自分もその一人だった。
アプリを入れるのは面倒に感じて、スマホのメモと表計算で家計簿をつけることにした。食費・日用品・交際費・趣味…と項目を細かく分けて記録していたものの、1回の入力に5分くらいかかるようになり、3日ほどで開かなくなった。真面目にやろうとするほど続かない、というありがちなパターンにきれいにハマった形だ。
このままだと家計管理そのものを諦めそうだったので、AIに相談してみることにした。
AIに相談した内容
相談したのは、こんな内容だった。
「家計簿を細かくつけようとすると続きません。固定費・変動費・返済・貯金の4項目を中心に、1日1分程度で記録できる方法を考えてください。1円単位で合わせることより、毎月のお金の流れを把握することを優先したいです」
ポイントは「正確さより継続」を最初に伝えたこと。これまで挫折してきたのは項目を細かくしすぎたせいだと自分では感じていたので、そこを前提として伝えた。
実際にもらった提案
AIからは主に2つの方向性が返ってきた。
1つは、相談通り、支出を「固定費・変動費・返済・貯金」の4項目だけに絞り、その日使った金額をまとめて1行で記録するやり方。レシートごとに仕分けるのではなく、「今日は合計いくら使ったか」を把握することを優先する方法だった。
もう1つは、食費・日用品・交際費などにさらに細かく予算を設定し、毎日その予算に対する消化率を振り返るというやり方。こちらは家計を精密に把握したい人向けの提案だったと思う。
自分は前者を採用した。理由は単純で、後者をやると結局これまでと同じように項目が増えてしまい、また続かなくなる予感しかしなかったからだ。
試してみて変わったこと
分類を4つに絞ってからは、入力にかかる時間が1日1分程度まで減った。レシートを見ながら仕分けるのではなく、その日使った金額をざっくり4つのどれかに振り分けるだけなので、負担が全然違う。
その結果、現在まで14日間記録が途切れていない。これまで3日ほどしか続かなかったことを考えると、自分の中ではかなりの前進だった。
数字を細かく合わせることをやめたぶん、逆に「今月はどのあたりでお金が減っているのか」が以前よりぼんやり見えるようになったのも意外だった。使途不明金がどの項目に紛れ込んでいるか、感覚的につかみやすくなった気がしている。
AIに相談しても解決しなかったこと
一方で、AIの提案がそのまま全部正解だったわけではなかった。
細かい予算管理の提案は、自分にとっては「続かない未来が見える」提案だった。AIは一般的にうまくいきやすい方法をいくつも出してくれるが、自分がどれくらい面倒くさがりか、これまで何度挫折してきたか、といった個人の傾向までは加味してくれない。当然といえば当然だが、提案を鵜呑みにせず自分に合いそうな部分だけを選び取る作業は、結局自分でやる必要があった。
正直、「これで完璧に管理できるようになった」というよりは、「続けるハードルが下がった」くらいの感覚が近い。数字の正確さで言えば、以前より粗くなっている部分もある。
まとめ
家計簿が続かなかった一番の原因は、自分にとっては「細かくやりすぎていたこと」だったらしい。AIに相談したことで、それを客観的に指摘してもらえたのは大きかった。
家計管理を見直した経緯そのものは、以前書いた「普通の会社員が家計管理を見直すためにやった最初の一歩」にまとめている。自分はメモと表計算で進めているが、アプリで管理したい場合は「家計管理を始めるために使いやすいアプリを調べてみた」も参考になると思う。


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